過剰包装の問題など、消費者の意識もずいぶん高くなってきたと思います。
分別も厳しいですが、ほとんどの人が高い意識を持ってゴミの分別をしていると思います。
包装の役割として環境との付き合い方を考えていく時代だと思います。
企業の方の取り組みも活発になっていますし、そういったことを目にする機会も増えてきたと思います。
機能性を追いながら環境への配慮というのも、時代の流れだと思います。
また、消費者の方も少々不便でもいいという感覚になりつつあります。
材料の生産、加工、物流、販売、消費、廃棄、再利用がひとつのサイクルなわけですから、これらの中で環境への配慮、環境の負荷の低減化というのを考えていかなくてはならないといいます。
ライフサイクル・アセスメント、略してLCAというものへの取り組みをしていき、包材の開発をする場合には特にこれを考えていかなくてはいけないのかもしれません。
脂肪族ポリエステル、シール性のすぐれたポリ乳酸と環境に優しいといわれる包装資材が市場にも出回るようになったそうです。
環境に優しいのは当たり前の時代になっていくので、この分野の開発はますます活発になると思います。
また、破棄される包装物を減らす取り組みで、詰替え用のスタンディングパウチというものがあります。
洗濯洗剤や食器用洗剤で、よく見るかと思います。
プラスチック製の入れ物を捨てたりするよりも、それに詰め替えた方がゴミの量が減るというものですが、詰替え用のスタンディングパウチはゴミの量を著しく減らすことができて、今は詰替え用が当たり前になった気がします。
企業の努力で広まることもたくさんあります。
包装事情は10年前とは違うし、10年後はもっと違うということになりそうですね。