改めて包装を考える

私たちは普段日用品や食品、衣類、電化製品など様々なモノに囲まれて生活しています。その品物は、必ず一度は包装されていると言って良いほど、包装は現代の生活に欠かせないものになっています。

日本では古くから品物を包まず贈ることは失礼であるとされ、風呂敷や袱紗などを利用し、丁寧に包んで贈り物を渡す文化が根づいています。

しかし包装とは、本来の「包み装う」という意味で私たちがイメージする、いわゆる「贈物の際の飾り付け」だけではありません。

包装の役割は、箱に詰めたり紐で束ねるなどして配送をしやすくしたり、プチプチや布を使って包み中の品物が破損してしまわないよう保護したり、液体やゲル状のものをチューブや瓶などの容器に入れることで持ち運べるようにするなど、あらゆる場面で活用されています。